褐色脂肪細胞とは、
体内に蓄積された余分なエネルギーを
熱に変え放出する細胞のことです。
脂肪には、体内に入ったエネルギーを
中性脂肪の形で蓄積する白色脂肪細胞と
体内に蓄積された余分なエネルギーを
熱に変え放出する褐色脂肪細胞があります。
褐色脂肪細胞は、
成人一人当たり約40gほどしかなく、
存在する場所は
首筋、
わきの下、
背中の肩甲骨のあたりなど、と限られています。
熱を出してエネルギーを消費し、
人間の体温を保持するのが役割。
肥満ぎみの人は、
この褐色脂肪細胞の働きが鈍っており、
褐色脂肪細胞の働きをつかさどる交感神経を活性化させれば、
余分な脂肪の燃焼が促され、
太りにくくやせやすい体になれるといわれています。
褐色脂肪細胞は、成長期に入ると少しずつ減少してゆき、
成人になると半分以下に減ってしまいます。
歳を重ねるとともに身体に脂肪がつきやすくなるのは、
基礎代謝の低下と共に、
褐色脂肪細胞が減ってくることも
大きな要因となっているようです。
褐色脂肪細胞の働きが活発な人は
エネルギーをたくさん消費し太りにくく、
そうでない人は、エネルギーの消費も少なめということに
なりますので太りやすいといえます。
また褐色脂肪細胞の働きは、遺伝子によって操作されるそうです。
褐色脂肪細胞に関わる遺伝子が変異してしまっている人がいて、
このような人たちは、そうでない人に比べ基礎代謝量が低く、
太りやすい体質になっています。
ちなみに日本人の3分の1はこの遺伝子が
変異しているといわれています。
3人に1は、太りやすい体質であるということですね。
遺伝子の変異はどうすることもできませんが、
努力次第では、この褐色脂肪細胞を
活性化することが可能だそうです。
昼間は、しっかり身体を動かして活動し、
夜は早めに床につき、充分に睡眠をとる、など、
メリハリのある生活を続けると
褐色脂肪細胞の働きがよくなるそうです。
これなら普段、なにげに生活していることですね。
褐色脂肪細胞は
首と肩甲骨付近に密集しているので、
お風呂のときは
シャワーで、40℃のお湯と、
20℃の冷たい水を交互に首の後ろにあてるなどして、
活性化されることもできるのです。
シャワーはただ浴びるのではなく、
褐色脂肪細胞が集まっているところに、
集中的にかけて刺激すれば、
短時間で交感神経が優位になるといわれています。
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